3月4日
自信をもって出した企画にいろいろとケチがつく。まあ言いたいことはわかるけど、なんか納得いかないなあ。というか、せめて「面白そうだね」とか「こうすればもっとよくなるね」とか、そういう言葉で言ってほしいなあ。私も人間なので、強い言葉で言われると「自分たちはしょーもない企画しか出してないくせに、どの面下げて批判しとんねん」という気分にもなってしまう。自分が著者に伝えるときは気を付けようと思った。どうしてもそのコメントが気になって、企画会議でどう立ち回ろうか、業務時間中にずっと考え込んでしまった(結局まとまらず)。
11月2日
洗濯をしてIR本の校正に取り掛かる。今日からの連休はこいつをとにかく1mmでも進める。本当に亀のようなスピードで泣きたくなる。明らかな訳モレ、誤訳のみを指摘するのが現実的か……と思いつつも、やはり細かなニュアンスが気になってしまう。テクニカルなところは慎重に当然吟味する必要があるのだけど、話の導入やつなぎみたいなところは大目に見ることにするほかないか。
昼過ぎから『ジョーカー』を観る。時折見せるダンスが、狂気も交じって綺麗。かなり現代社会を意識したつくり。
夕方からランニング。橋のライトアップがいつもと違った気がする。ZAZENBOYSの『Water Front』を聴きながら走る秋の夜の隅田川、めちゃめちゃよかった。
10月30日
dantonのダウンをおろした。これはめっちゃよくないか。インナーでは使わんやろと思ってたけど、組合せ次第で行ける気もしてきた。思えば昨年からいいものが見当たらず、手近なもので済ませようとしていたけど、粘ってよかったねー。帰りの電車は暑かったけど。
代数幾何の原稿整理。ラストの読書案内がめちゃくちゃ気合入ってて、作業しつつも思わずうなる。もうすぐ発注できそう。うん、順調順調。
そしてそのあとに待ち受けるIR本。数か月作業が完全にストップしてしまい、まだ全然手が付けられていない(某案件で大変やったんや……許してくれ……)。が、とうとう手が付けられそう。来月の出張前には、キリのいいところまで渡したいなあ。
帰って、Netflixで『愛なき森で叫べ』。最後のどんでん返し、まんまとハマった。最近映画見てないので、脳みそが退化していたのかもしれない。ま、そこ以外は安定のグログログロ。消耗。いくつか感想を漁ったけど、確かにメッセージ性?は乏しいし、一月くらいしたら忘れてしまうかも。
読書メモ
選択しないという選択: ビッグデータで変わる「自由」のかたち
- 作者: キャスサンスティーン,Cass R. Sunstein,伊達尚美
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2017/01/28
- メディア: 単行本
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「デフォルト・ルール」と「惰性の力」
基本的な方針は「何もしなかったらどうなるか」を考えること.
官民の組織にとって主な疑問は,人が何もしない場合にどうなるかである.というのは,人は何もしないことが多いからだ.(p219)
だけど,何もしないことによるデメリットがあまりに大きいと,人はデフォルト・ルールを変更する.
たとえデフォルト・ルールが快適とはいいきれなくても固着することを示唆しているからである.ところが人は本当に寒いと感じ始めるとデフォルトルールを拒絶する.ここにはデフォルトルールの役割および多くの設定における惰性の力についての重要な教訓がある.(p45)
能動的選択がもたらす効果
能動的選択は,人の選考を中立的な方法で引き出すことを目的にしているが,能動的選択を要求するという判断そのものが「シグナル」を含む可能性があり,そのシグナルが選択者に影響を及ぼすかもしれない.(p98)
本当においしいものを提供する.それが一番大事なことだと思っています.これは私自身もそうなんですが,おいしいものを食べちゃうと,もう戻れないんですよ(笑).(p44)
これは食に限らず,衣食にも当てはまりそう.こういう根源的なところを捕まえられれば強いのかも.
読書メモ
4月から直属の後輩ができるということで,買ってみた.
モチベーションの維持
部下のモチベーションを直接引き上げようとするより,モチベーションを下げてしまう要因を除去することに努力したほうがよい.そうすれば,意欲は勝手に湧いてくる.(p73)
比較的頻度の高いルーチンワークの教え方
- まず「これ,分かるかな?」と尋ねる.
- 自分が見本をやってみせる.
- 本人に実際に一回転だけやってもらう.途中で口を出さない.
- 作業を終えたと言ったら,「本当に忘れてるの,ない?」と注意を促す.
- できているのを確認したら,「作業が終わったら声をかけて」と言い残してその場を離れ,残りのすべての作業をやってもらう.
- 「終了しました」と報告してきたら,出来をチェック.事前に伝え損ねていたことがあれば謝罪し,もう一度やり直してもらう.
- 問題ない状態になったのを確認できたら,教える作業はいったん終了.以後,その作業が発生するたびに,何度も作業を繰り返してもらう.
- 慣れたころに手順をきちんと憶えているか,成果物に問題がないか再チェックする.
- 手順もすべて頭に入り,成果物も問題がない状態が繰り返されたら,その作業はもう任せていい状態に入る.(p87~88)
どのような作業を任せるべきか
新人の部下には,毎日のように頻度が高く,業務量は多いけれど比較的単純な作業を最初は割り振ったほうがよい.そのほうが早く仕事を憶えられるし,慣れれば処理速度も上げやすい.(p89)
仮説的思考の身につけ方
「相手の答えに対し,新しい情報を加味して,新たに質問する」ことを繰り返すだけ.相手は新しい情報とも矛盾しないで済む新たな仮説を唱える必要に迫られる.(p127)
意見を促す場合
まず「こういうことで困っているんだよ」などと上司である自分の意見や情報を乗せてから質問すると,相手も何について答えればいいか分かりやすくなる.(p187)
「えこひいきvs八方美人」問題,解決の糸口
どれだけ忙しくても,たとえ短い時間であっても,相手を正面から見据え,相手のことをできるだけ理解しようとする姿勢を見せると,相手は「自分を見ようとしてくれている,理解しようとしてくれている」と感じる.(p238)
2月26日(晴)
同居人が久々の土日休みなので,朝から外出.こんな風に朝から出かけるのはかなり久しぶり.公開2日目の『ラ・ラ・ランド』を観る(この日のために2日前から座席予約).とってもファンタジックな映画.意外にもしんみりラストだが,とにかく元気が出る.丸善のカフェでお茶.同居人も面白い映画を観たせいか機嫌がよいので,何度も脳内で反復練習したうえで,「婚約指輪,見に行く?」と聞いてみる.一瞬びっくりした顔になり,その後おどけて「嫌だ」と.これは「行きたい」ということなので一安心するが,いざ行くとなると変な汗が.ひとまず今日は大丸をざっと見るのみ.MIKIMOTOで豪華なパンフレットを渡される.買ってくれたらウン十万だから,こうやってくるんだよな.汗だくになっているのを心配される.帰宅後,豆板醤鍋.同居人は明らかに機嫌がよい.なんだ,早くこうすればよかったと,〆のうどんを食べながら思った.
とにかく、午後は最悪のテンションだった
- 非公式新年会中止、そしてその後の顛末
- 副題案、さすがのM氏